拉致された5人は、別々の国を経由してアール山の周辺へ運ばれました。救出に動く別班員が現地当局へ捕まれば、日本が存在を認めない組織が国外で露呈します。犯人の狙いは5人の能力だけでなく、別班を表へ引きずり出して解体させることだという説です。
分散は逃走経路か、救出側への罠か
第11話では、5人がそれぞれ別の国へ運ばれたように見えました。地点を重ねると、アール山を囲むような位置関係が見えてきます。分散と集合が同時にあります。
能力を使うなら、一か所へ早く集めるほうが自然です。それでも複数国を経由したのは、追跡を難しくするためか、救出側を国外へ散らすためだと読めます。答えはまだです。
別班は存在を公にできません。乃木たちが現地当局へ拘束され、身元や任務を問われれば、日本政府は助けるにも切り離すにも大きな代償を払います。
生かしていることが、組織への圧力になる
5人が生きていれば、別班は救出を諦めにくくなります。犯人は人質を動かすたびに、乃木や櫻井の判断と人員配置を引き出せます。組織の動きを可視化できます。
この読みなら、身代金の要求がないことも不自然ではありません。欲しいのは金よりも、存在しないはずの部隊が国外で動いたという事実です。
ただし、露呈が狙いなら撮影記録や声明を使うほうが早いです。犯人がいまも5人を隠していることは、この説の弱点になります。
能力利用説との分かれ目
黒須たちの表向きの仕事を並べると、資源開発、航空部品、医療システム、自動車、行政がそろいます。大規模な施設を造る人材として読む説には、具体的な組み合わせがあります。
解体目的を確かめるには、犯人が別班の名を外部へ出す必要があります。外国政府か報道機関へ名簿が送られれば、二つの説は分かれます。そこを見ます。
両方が重なる可能性もあります。5人を利用しながら救出側を罠へかけるなら、犯人は人材と政治的効果を同時に狙えます。
5人を生かしたまま運んだ理由は、この説でも説明できます。ただし、犯人は別班の公表も解体も要求していません。5人の表向きの仕事が技術分野へ偏るため、能力を使う説のほうが今は一歩先です。
材料不足 / 検証中
- 5人は日本とバルカでほぼ同時に連れ去られ、複数の国へ分けて運ばれました。救出側を広い範囲で動かす配置です
- 移送先には、日本の非公認部隊が自由に活動しにくい地域が含まれます。現地で拘束されれば、政府は別班の存在を説明しにくくなります
- 犯人は5人をすぐ殺しませんでした。救出作戦を呼び込み、別班員を現場へ出させる目的なら、生存させる理由があります
- 第11話から、敵は5人の所属と入院先を正確に把握していました。個人への復讐より、組織全体を狙った作戦に見えます
- 5人の移送先は散らばって見えますが、アール山から一定の範囲に集まっていました。世界へ広く露呈させる配置とは言い切れません
- 5人の表向きの仕事は、資源、航空、医療システム、自動車などの技術分野へ偏っています。能力を集める目的でも説明できます
- 犯人側から、別班の公表や解体を求める声明は出ていません。政治的な要求がないままでは、狙いを確定できません
- 乃木を誘い出すだけなら、5人を国外へ運ぶ大規模な手間は要りません。別の目的が重なっている可能性があります
この説はどう動いたか
5人を複数国へ運んだ理由を、別班の国際的な露呈と解体に結びつける考察を調べ、能力利用説と並べて整理しました。
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。