黒須、熊谷、高田、廣瀬、和田の5人がいます。ばらばらの場所にいた5人を結ぶ最もはっきりした線は、乃木とともにテントへ潜入した任務です。
5人に共通するのは、失敗ではなく経験
前作で乃木は仲間を撃って、テントへ入り込みました。5人はその作戦の内側を知る、数少ない別班員です。誰が命令し、何を偽装し、乃木がどこまで単独で動いたのかを知っています。敵にとっては、名簿以上の価値があります。
ただ、彼らの専門職を並べると別の共通点も見えます。資源、航空、医療、電力、行政がそろいます。国家や都市の機能を作れる人材として集められた可能性は、現時点では低いのですが捨てきれません。
名簿という言い方をしましたが、もう少し正確に言えば記憶です。文書には残らない部分を、五人が頭の中に持っています。そこだけは、どんな機密管理でも守れません。
ばらばらの5人を結ぶ線は、ほかにあるか
黒須、熊谷、高田、廣瀬、和田は、住んでいる場所も表の仕事も違います。年齢も経歴もそろっていません。それでも同じ時期に狙われました。
共通点として挙げられるのは二つです。前作のテント潜入作戦に関わったことと、それぞれの専門職です。後者は国家や都市の機能として読む説につながります。
どちらが強いかというと、わたしは潜入作戦のほうだと思います。専門職は前作からの人物設定で、今回の事件に合わせて選ばれたとは限りません。
どちらの共通点を採るかで、次に確かめる場所が変わります。わたしは尋問の中身から入ります。
報復なのか、情報の回収なのか
標的の選び方は説明できても、目的までは決まりません。潜入された恨みを晴らすためなのか、作戦の内側を聞き出すためなのかで、五人の扱いはまったく変わります。
報復なら、生かして運ぶ理由が薄くなります。情報の回収なら、口を割るまで生かす必要があります。移送という手間のかかる選択は、後者の形に近いです。
尋問の中身が出れば、ここは決まる
確かめ方は決まっています。五人が何を聞かれたのかです。前作の作戦について聞かれたなら、この説はほぼ固まります。
逆に、表の職業や現在の勤務先について聞かれていたなら、専門職説のほうへ寄ります。どちらでもないなら、まだ見えていない第三の線があります。
わたしがこの説を気に入っているのは、五人をばらばらの個人ではなく、一つの出来事を共有した集団として見せてくれるところです。あの潜入作戦は、まだ終わっていませんでした。
あの潜入作戦を、もう一度思い出す
前作で乃木は、仲間を撃ってテントの内側へ入りました。任務として必要な銃撃でしたが、撃たれた側の体には残ります。
そして今回、療養していた五人が狙われました。作戦のために負った傷が、そのまま居場所の手掛かりになっていた形です。病院という場所は、探す側にとって調べやすい場所でもあります。
成功した作戦が、数年たって代価を請求してきました。わたしにはこの筋立てが、前作と続編をつなぐいちばん嫌な形でつながっているように見えます。嫌な形ほど、物語としてはよくできています。
標的の選び方をよく説明します。狙いが報復なのか情報回収なのかまでは決められません。
可能性あり / 検証中
- 拉致対象5人は、前作のテント潜入作戦の参加者です
- 個人的な怨恨では、国内外の5人同時拉致を説明しにくいです
- 旧テント側の人物や作戦を知る情報価値があります
- 敵が把握できた別班員を選んだだけかもしれません
- 5人の表の職業や専門性が狙いだ、という別説もあります
- 拉致側から前作任務への言及はありません
この説はどう動いたか
5人全員がテント潜入任務に加わっていた点から浮上しました。
第12話でも、拉致の目的は明かされませんでした。
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。