朝は第13話のあらすじを読んで、長野を疑う材料を数えていました。そのあとに、もっと大きな材料が回ってきました。放送の四カ月前に公開されたスペシャルムービーの教室シーンでは、黒板に新庄と東条の名前が日直として並んでいます。よくできた話ほど、どこで止めるかを先に決めておきたいです。
黒板の日直欄に、二つの名字が並んでいた
続編の放送決定に合わせて公開されたスペシャルムービー『VIVANT NEXT TO YOU』の一本は、小学校の教室が舞台です。生徒の一人が父親についての作文を読み、その教室の黒板にある日直の欄には「新庄」「東条」と書かれています。
この名前が伏線なのか、撮影現場の遊びなのかは分かりません。公式は今のところ何も説明していません。確認できるのは、黒板に二人の名字があることまでです。
なぜこの説は、ここまで腑に落ちるのか
効いているのは「日直」という欄の性質です。日直は同じクラスのなかで順番に回していく当番ですから、二つの名字が同じ日に並んでいれば、それは同じ教室にいた二人ということになります。背景に名字が二つ写っていた、という話とは意味の重さが違います。
時期も無視できません。この動画が出たのは続編の放送決定が発表された頃で、第12話を見た人が東条の様子をおかしいと言い出すより四カ月ほど前にあたります。話題を追いかけて後から用意されたものではありません。
そして何より、この説は穴を一つ埋めてくれます。東条を疑う材料はこれまで、ベキを「ベキ様」と呼んだことや部屋にあったタイガーマスクなど、どれも動機を説明しないものばかりでした。旧友をかばっているのかもしれませんし、旧友がらみで弱みを握られているのかもしれません。そういう筋なら、東条が思想の面でテント側へ回る理由をわざわざ用意しなくて済みます。腑に落ちるのは、話が急に人間の形をするからです。
それでも、三つのことが引っかかる
一つは年齢です。新庄を演じる竜星涼は1993年生まれ、東条を演じる濱田岳は1988年生まれで、五歳ほど離れています。役の年齢が俳優と同じとは限らないので決定打にはなりませんが、同じ教室に座らせるには埋めにくい差ではあります。
もう一つは、これが本編ではないことです。撮影現場では、背景の黒板や掲示物に出演者やスタッフの名字を書き込む遊びが珍しくありません。見つけた人へのサービスとして置かれた可能性は、まだ消えていません。
最後に、かりに二人が旧友だったとしても、それは関係があるという話でしかありません。同じ事実は逆にも読めます。新庄の考え方や逃げ方を最もよく知っているのは旧友で、それは追う側にとっていちばん必要な人材でもあります。野崎が東条を新庄の追跡に就けたとき、どちらの顔が出るのかを見たいです。
朝に書いた長野の話も、そのまま残しておく
第13話は8月9日のよる9時からです。終わりは10時9分の予定です。公式あらすじは、乃木の部屋に現れた長野を「味方なのか、それとも敵か」と紹介しています。所属については第12話で答えが出ていて、残っているのは長野が櫻井と同じ目的で動くのかという点です。
見るべきは、長野が乃木へ何を渡し、何を伏せるかになります。救出に必要な情報を出して、自分も危険を引き受けるなら疑いは弱まります。逆に行き先をずらす、連絡を絞る、名簿へのアクセスが出てくるなら、そのときようやくラスボス説に具体的な根拠が乗ります。
この記事の要点
- 続編発表記念ムービー『VIVANT NEXT TO YOU』の教室シーンに、日直として新庄と東条の名前があります
- 黒板にある二人の名前について、公式の説明は出ていません
- 腑に落ちる理由は、東条を疑う材料にずっと足りなかった動機が、これで埋まるからです
- 引っかかるのは俳優の五歳差と、これが本編ではなく宣伝映像だという点です
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。