朝は第13話のあらすじを読んで、長野を疑う材料を数えていた。そのあとに、もっと大きな材料が回ってきた。放送の四カ月前にTBSが公開したスペシャルムービー、その教室シーンの黒板に、新庄と東条の名前が日直として並んでいるという指摘だ。よくできた話ほど、どこで止めるかを先に決めておきたい。
今日動いたこと
- 続編発表記念ムービー『VIVANT NEXT TO YOU』の教室シーンに、日直として新庄と東条の名前がある
- デイリースポーツとスポニチアネックスが8月3日に報じ、公式の説明は出ていない
- 腑に落ちる理由は、東条を疑う材料にずっと足りなかった動機がこれで埋まること
- 引っかかるのは俳優の五歳差と、これが本編ではなく宣伝映像だという点
黒板の日直欄に、二つの名字が並んでいた
デイリースポーツとスポニチアネックスが8月3日に報じた。TBSが続編の放送決定に合わせて公開したスペシャルムービー『VIVANT NEXT TO YOU』の一本は、小学校の教室が舞台で、生徒の一人が父親についての作文を読む。その教室の黒板、日直の欄に「新庄」「東条」と書かれている。
報じたのはどちらもスポーツ紙で、公式は今のところ何も説明していない。デイリースポーツは、伏線なのか単なる遊びなのかは不明だ、と結んでいる。確認できるのはここまでになる。
なぜこの説は、ここまで腑に落ちるのか
効いているのは「日直」という欄の性質だ。日直は同じクラスの中で順番に回していく当番だから、二つの名字が同じ日に並んでいれば、それは同じ教室にいた二人ということになる。背景に名字が二つ写っていた、という話とは意味の重さが違う。
時期も無視できない。この動画が出たのは続編の放送決定が発表された頃で、第12話を見た人が東条の様子をおかしいと言い出すより四カ月ほど前にあたる。話題を追いかけて後から用意されたものではない。
そして何より、この説は穴を一つ埋めてくれる。東条を疑う材料はこれまで、ベキを「ベキ様」と呼んだことや部屋にあったタイガーマスクなど、どれも動機を説明しないものばかりだった。旧友をかばう、あるいは旧友がらみで弱みを握られている。そういう筋なら、東条が思想の面でテント側へ回る理由をわざわざ用意しなくて済む。腑に落ちるのは、話が急に人間の形をするからだ。
それでも、三つのことが引っかかる
一つは年齢だ。新庄を演じる竜星涼は1993年生まれ、東条を演じる濱田岳は1988年生まれで、五歳ほど離れている。役の年齢が俳優と同じとは限らないので決定打にはならないが、同じ教室に座らせるには埋めにくい差ではある。
もう一つは、これが本編ではないことだ。撮影現場では、背景の黒板や掲示物に出演者やスタッフの名字を書き込む遊びが珍しくない。見つけた人へのサービスとして置かれた可能性は、まだ消えていない。
最後に、かりに二人が旧友だったとしても、それは関係があるという話でしかない。同じ事実は逆にも読める。新庄の考え方や逃げ方を最もよく知っているのは旧友であり、それは追う側にとっていちばん必要な人材でもある。野崎が東条を新庄の追跡に就けたとき、どちらの顔が出るのかを見たい。
朝に書いた長野の話も、そのまま残しておく
第13話は8月9日のよる9時から10時9分まで。公式あらすじは、乃木の部屋に現れた長野を「味方なのか、それとも敵か」と紹介している。所属については第12話で答えが出ていて、残っているのは長野が櫻井と同じ目的で動くのかという点だ。
見るべきは、長野が乃木へ何を渡し、何を伏せるかになる。救出に必要な情報を出し、自分も危険を引き受けるなら疑いは弱まる。逆に行き先をずらす、連絡を絞る、名簿へのアクセスが出てくるなら、そのときようやくラスボス説に具体的な根拠が乗る。
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。