第12話で、新庄のタイ逃亡を実業家チョッキーが支えていたと分かりました。一方、拉致された5人の表向きの仕事を新国家建設へ結びつける説も出ています。前者は本編で確認できる事実で、後者は大胆な連想です。ここは分けて考えたいです。
支援者がいることと、黒幕がいること
第12話では、チョッキーが新庄を匿い、乃木たちの入国情報まで知らせていました。新庄が一人で逃げているのではないことは、これではっきりしました。
ただし、チョッキーをそのまま拉致の命令者にはできません。逃亡支援に使った港や警察の人脈が、5人の国外移送にも使われたと分かって、初めて二つの事件はつながります。まだ、そこは見えていません。
支援者が一人見つかると、網の大きさが気になります。チョッキーの人脈がどこまで届くのかは、まだ分かりません。
港の情報を拾える力は、映像を差し替える技術とはまったく別の種類のものです。新庄の周りには、種類の違う人が並んでいます。
チョッキーが新庄を匿った理由も、まだ聞けていません。金なのか、関係なのかで、この支援網の性質はかなり変わります。
一本の動画から生まれた新国家説
この日公開された考察動画では、黒須たちの表向きの仕事を資源、航空、医療、電力、行政に関わるものとして整理しています。社会を作る機能がそろうことから、作中のアール山を現実のアララト山に重ねて、5人は新国家建設に必要な人材ではないかと読んでいます。
物語としてはきれいです。ただ、5人の専門性が実際に使われる場面は、まだありません。今のところ、公式情報に裏づけられた説ではなく、発想を楽しむための考察として置いておきます。
外から来た説を紹介するときは、どこまでが元の主張なのかをはっきりさせておきます。
面白い説ほど、紹介しているうちに自分の説のように書いてしまいます。そこは気をつけたいところです。
きれいな説ほど、保留にしておく
五つの職業が社会の機能としてそろう、という整理は気持ちのいいものです。並べた瞬間に話が見えてきます。
ただ、気持ちのよさは証拠の強さとは関係ありません。きれいすぎる説ほど、いったん保留にしておきたくなります。
確かめ方は決まっています。五人が表の仕事について尋ねられる場面が出るかどうかです。そこまでは発想として楽しんでおきます。
この記事の要点
- 第12話で、チョッキーが新庄のタイ逃亡を支援していたと判明しました
- 新庄の背後に支援者がいることは分かりましたが、拉致事件の指示役とは限りません
- 拉致された5人の専門職を社会インフラとして読む説が出ています
- アール山とノアの方舟を結ぶ新国家説は、直接証拠のないロマン説です
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。