今朝までに、新しい公式情報は出ていません。それでも、見落とせない事実が一つあります。襲撃側は5人をその場で殺さず、手間をかけて国外へ運びました。生かしておくこと自体に、何か目的があるはずです。
生かして運ぶには、理由がいる
別班員を排除するだけなら、襲撃現場で殺すほうが早いです。ところが敵は、病院にいた4人とバルカの黒須を確保して、国境を越えて移送しました。実行員も車両も航空経路も用意したことになります。
ここまで手をかけるなら、理由は限られます。5人から聞き出したい情報があるのかもしれませんし、誰かとの交渉に使うつもりかもしれません。救出へ動く乃木を待っている可能性もあります。いまのところ、この三つが無理のない読みです。
運ぶという行為は、殺すより何倍も手間がかかります。その手間を払った側の事情から考えてみます。
共通するのは、テント潜入の記憶
5人全員が知っているのは、前作のテント潜入作戦です。ベキやノコルのこと、乃木の行動、そして蛍石をめぐる情報が、そこに含まれています。どれを敵が欲しがっているのかは、まだ分かりません。材料が足りません。
今日の調査では、目的を絞れる新しい材料は見つかりませんでした。5人が最初に何を尋ねられるか、あるいは敵からどんな要求が届くかを待ちたいです。
聞き出したいのでしょうか。それとも、交渉の材料に使いたいのでしょうか。この二つでは、人の扱い方がまるで違ってきます。
聞き出すつもりなら時間をかけます。交渉なら早く連絡が来ます。どちらが起きるかで、目的を逆算できます。
今日の時点では、どちらの気配もありません。静かなまま日が過ぎていくことが、この事件のいちばん落ち着かないところです。
生かしておく側にも、期限がある
生きている人を隠し続けるには、場所と食事と見張りが要ります。人数が増えるほど、必要なものも増えます。
つまり、敵の側にも時間の制約があります。五人を永遠に置いておくことはできません。どこかで次の行動へ移る必要があります。
要求が来るとしたら、その制約が切れる前のはずです。だからいま続いている静かな時間のほうが、かえって気になります。
こういう日は、待つこと自体が仕事になります。材料を並べ替えながら、次の一手が見えるのを待ちます。落ち着かない時間です。
この記事の要点
- 5人は殺害されず、アール山周辺の複数地域へ移送されています
- 標的全員が、前作のテント潜入作戦に関わっています
- 目的としては、尋問、人質、そして乃木を誘い出す罠が考えられます
- 新しい証拠はなく、どの説も決め手を欠いています
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。