第1シーズン第3話、料亭での会食で乃木がザイールの名を出すと、長野の表情が一瞬固まり、カメラがそれを捉えます。長野はそこから、どんな男だったか、何か言っていなかったか、誰かと間違えていなかったかと踏み込んで尋ねました。第12話で長野が別班員と確定した今、この反応を伏線として読み直せるのではないでしょうか。
あの場面で何が起きていたか
第1シーズン第3話、料亭での会食です。乃木がバルカで遭遇したザイールの名を出すと、長野の表情が一瞬止まります。カメラはその顔に寄っていて、見逃させない作りになっています。
そのあと長野は、どんな男だったのか、何か言っていなかったか、誰かと間違えていなかったか、と質問を重ねました。取引先の事件を心配する上司の反応としては、細部に寄りすぎています。乃木も違和感を持って、野崎へ報告しました。
第1シーズンは、この不審さを一度打ち消している
当時も長野を別班やモニターと疑う声はありました。ところが物語は、長野と太田梨歩の不倫という別の答えを出します。怪しさの正体は色恋だった、という形でいったん幕が引かれました。
そこが厄介なところです。一度回収されたように見える伏線は、視聴者の頭から抜けやすいです。第12話で長野が別班員として現れたとき、多くの人が驚いたのは、この打ち消しが効いていたからでもあります。
確定したのは所属で、動機ではない
長野が別班であることは、もう疑いようがありません。だとすれば第3話の反応にも裏があったと考えるのが自然です。ただし、別班員であることと、ザイールへあれほど食いつくことは、まだ直接つながっていません。
別班として旧テント周辺の人物を洗っていたのか、ザイール個人と過去に接点があったのか、あるいは乃木の反応そのものを試していたのでしょうか。所属が分かっただけでは、この三つを区別できません。
もう一つ正直に書いておきたいことがあります。答えを知ってから過去を見返すと、何でも伏線に見えます。そこは用心します。あの表情が強かったという印象自体、今だからそう感じている可能性があります。第3話を見返して確かめる価値はありますが、印象の強さを根拠にはしないでおきます。
長野が別班だったことは確定しているので、あの反応に裏があったこと自体はほぼ動きません。残る問いは、脚本が第3話の時点で別班という答えを用意していたのか、それとも当時は別の意図で置いて、後から回収先を決めたのかです。そこは制作側しか知りません。
可能性あり / 一部判明
- 第3話の料亭で、乃木がザイールの名を出した瞬間に長野の表情が固まり、カメラが寄っています。演出として意図的に強調された反応です
- 長野はその後、どんな男だったか、何か言っていなかったか、誰かと間違えていなかったかと、商社の専務としては踏み込みすぎた質問を重ねました
- 乃木自身がこの反応に違和感を覚えて、野崎へ報告しています。作中人物が引っかかった時点で、視聴者への合図としても機能していました
- 第12話で長野は東南アジア方面を統括する別班員と確定しました。テント周辺の人物情報を集める動機が、後から与えられた形になります
- 防衛大学校卒業から大学院進学までに約二年の空白があります。本人は治療のためと説明しましたが、別班の訓練期間と読む余地が残ります
- 第1シーズンでは太田梨歩との不倫が明かされて、長野の不審な言動はそこで説明がついたことになっていました。制作側が当時どこまで決めていたかは分かりません
- 別班員だからといって、ザイールへ強い関心を持つ必然性はありません。所属と、あの場面での前のめりな質問の理由は、別に確かめる必要があります
- 反応が強かったという印象は、別班と判明した後だからそう見えている可能性があります。先に答えを知ってから過去を見ると、何でも伏線に見えてしまいます
- 空白の二年について、本人の説明が嘘だと示す描写はまだありません。治療歴が事実である線も消えていません
この説はどう動いたか
第12話で長野が別班と確定したことを受けて、第1シーズン第3話のザイール反応を読み直して公開しました。所属は確定、動機は未確定として分けました。
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。