櫻井と佐野は第15話の拘束より前から互いの立場を知り、野崎のXinxi潜入を水面下で支えていたという説です。
共闘と旧知を分ける
同じ話ではありません。第15話の終盤で、公安と別班は野崎の潜入という同じ事実へたどり着きます。放送後には、佐野と櫻井が以前から話を合わせていたという読みも出ました。
しかし、同じ敵を知ったことと、前から協力していたことは別です。乃木が佐野を拘束した経緯は、むしろ情報共有がなかったことを示します。
同じ敵を知った瞬間と、前から組んでいたことを、つい一つにまとめたくなります。ここを分けるのがこのページの仕事です。
秘密組織同士の連絡線
両者が旧知なら、別班員5人を危険へさらす前に最低限の救出計画を共有できたはずです。共有しなかった理由まで説明する必要があります。
一方で、完全な初対面なら国家機密をすぐ共同利用するのも難しいです。過去の共同任務や連絡役が出るかを見ます。
連絡役がいるのかどうかが、この説の分かれ目になります。現実の組織でも、正式な窓口と、担当者どうしの非公式な線は別に存在します。
非公式の線だけがあったのなら、記録には残りません。だから画面にも出てこない、という説明は一応成り立ちます。成り立つだけに、確かめようがないのが困るところです。
組織の壁は、作劇の都合ではない
公安と別班が互いの手札を見せないのは、現実の縦割りと同じ形です。物語の都合で作られた壁ではありません。
そして、その壁があったから別班員5人が危険へ入りました。共有されていれば防げたかもしれない、という後味が残ります。
この壁は装置としてよく効いています。敵が賢いから負けたのではなく、味方どうしが話さなかったから遅れました。
組織と組織のあいだに落ちた時間は、誰の失点にもなりません。だからこそ、こういう壁は物語のなかでしか正面から描けないのだと思います。
旧知だとすると、説明が要る
前から通じていたなら、五人を救う計画をなぜ共有しなかったのかという問いが立ちます。ここに答えを用意しないと、旧知説は成り立ちません。
乃木が佐野を事情聴取の対象として確保した経緯とも噛み合いません。話がついていた相手を、あの形で押さえる必要はありません。
つまり旧知説を採るには、隠し続けた理由をもう一段足す必要があります。足せば足すほど、説は重くなります。
初対面でも、それはそれで速い
では完全な初対面かというと、そちらにも無理があります。国家機密に関わる潜入任務を、会ったその日に共同で扱うのは速すぎます。
だからCのまま置いています。過去の共同任務が語られるか、公安と別班の連絡役が画面に出れば、ここは決まります。
わたしは中間の形を考えています。顔は知っていたが、任務の中身までは共有していなかった、という状態です。
これなら、乃木が佐野を拘束した経緯とも、そのあとの早い共闘とも噛み合います。旧知か初対面かの二択で考えないほうが、第15話はきれいに読めます。
二人が同じ目的へ動く場面はありますが、事前の合意は確認できません。佐野の説明を受けて別班が協力へ転じただけでも通るため、旧知関係は保留します。
材料不足 / 検証中
- 佐野は野崎のXinxi潜入を知る公安側の管理者として真相を説明しました。
- 櫻井は乃木たちを動かし、佐野の話を聞いた後に共通の敵へ向き合いました。
- 公安と別班は別組織ですが、国家を守る目的と海外情報を共有します。
- 櫻井と佐野が第15話以前に直接会った場面は確認できません。
- 乃木たちは佐野を事情聴取の対象として確保しており、事前合意がないように見えます。
- 佐野が野崎の任務を櫻井へ知らせなかったこと自体が、両者の断絶を示します。
この説はどう動いたか
第15話後に出た櫻井と佐野の旧知説を、共闘開始時期の問いとして独立させました。
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。