太田梨歩を演じる俳優が、第1シーズンの飯沼愛から第2シーズンの花岡すみれへ替わりました。報じられている理由は、事務所の移籍という画面の外の事情です。それでも、いま映っている太田は替え玉で、本物はどこか別の場所にいる、と読む声が出ています。
わたしはこの説を採りません。作品の外の事情を作中の設定として読む形は、どんな交代にも当てはめられてしまうからです。ただ、第12話が本人かどうかを揺らす演出を実際に入れてきたので、言い切って否定できる材料もありません。
ロマン説 / 保留
- 第2シーズンの太田は、防犯カメラの編集の痕に気づかず、寝不足で不調も見せます。ほとんど何でもできた第1シーズンとは、描かれ方が違います
- 第12話で野崎は、カムフラージュ用の声と映像を使うよう指示しました。映っている姿と声が本人のものとは限らない世界だと、作品自身が示しています
- 視聴者からは、本物は別の場所にいるのではないか、後から本物が出てくるのではないか、という読みが出ています
- 交代は第2シーズンの開始と同時で、5人の拉致が起きた時期とも重なります。物語の中で入れ替えるなら、ここしかない場所です
- 交代の理由は、事務所の移籍として報じられています。物語の上での意味を、公式は一度も示していません
- この読み方は、俳優が替わったすべての役に同じ形で当てはめられます。当てはまりすぎる説は、外れたと確かめることも難しくなります
- 別班の中枢近くにいる人物が入れ替わっていたなら、櫻井や乃木が気づかないほうが不自然です
- 第2シーズンで描かれた不調は、酷使されているだけとしても十分に読めます
交代の理由は、画面の外にある
太田梨歩を演じる俳優は、第1シーズンの飯沼愛から花岡すみれへ替わりました。中日スポーツは、飯沼が放送後に所属事務所を移ったことに触れ、大人の事情として報じられてきた経緯を紹介しています。まず、ここが出発点です。
画面の外の事情なら、作中で説明されることはありません。それでも視聴者は、画面の中の変化として受け取ります。この説は、そのずれから生まれています。
第12話が、自分から本人性を揺らした
面白いのは、この説を強めたのが視聴者ではなく作品の側だという点です。第12話で野崎は、カムフラージュ用の声と映像を使うよう指示しました。姿も声も差し替えられる世界だと、作品が自分で見せています。
そこへ、演じる人が替わった太田が乗ります。第1シーズンでは何でも取ってきた人が、防犯カメラの編集の痕には気づきません。二つが並べば、入れ替わりを疑う気持ちも分かります。
それでも、この読みは反証が難しすぎる
わたしがこの説を保留に置くのは、外れたと確かめる方法がほとんどないからです。本物が出てこなければ、まだ出ていないだけだと言えます。出てくれば的中になります。当たり方が広すぎる説は、当たっても何も分かりません。
判定できる形にするなら、作中の材料が要ります。太田の過去の記録との食い違いや、別班の側が本人確認をする場面が一つでも出れば、話は変わります。
この説はどう動いたか
俳優交代を替え玉の伏線と読む説が広がっているため、材料と弱点を分けてまとめました。作品の外の事情を作中の設定として読む形なので、信憑度は低く置いています。
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。