第22話の最新映像で、ドラムは目を開くと手錠へ力をかけました。外れるかという怪力の勝負だけなら、短い見せ場です。しかし第20話でジャミーンの情報開示を止めようとし、第21話で劉に眠らされた流れを重ねると、別の問いが生まれます。ドラムはなぜ、目覚めるとすぐ自分を縛る物へ向かったのでしょうか。
目覚めたドラムは、説明より先に手錠を引いた
第22話の最新映像で、ドラムは目を開くと、自分の両手をつなぐ手錠へ力をかけました。手錠が外れたかも、野崎が近くにいるかも、この短い映像では分かりません。公式あらすじも、ドラムに暗闇が訪れるとだけ告げています。
怪力で鎖を切れるかに目を奪われますが、わたしが気になるのは最初の動きです。公開された範囲では、ドラムは誰かの説明を聞く姿ではなく、自分を止めている物へ働きかける姿で戻りました。なぜ、待つより先に動こうとしたのでしょうか。
ジャミーンの危険は、眠らされる前から知っていた
第20話で野崎がアディエルの写真を示し、プリシャの手掛かりはあると答えた時、ドラムの脳裏にはジャミーンが浮かびました。野崎が名前と日本という現在地を言い切る前に、ドラムは警備兵を押しのけて止めに動きます。
あの抵抗は、秘密を初めて聞いて驚いた反応ではありません。アディエルからジャミーンへ答えがつながり、その先を敵へ渡せば何が起きるかを理解した動きです。ドラムは野崎の助手だから従ったのではなく、野崎に逆らってでも少女を守ろうとしました。
二度外されたドラムに、選択が返っていない
公開されている考察には、ドラムの激しい抵抗まで野崎の計算だったという読みがあります。本気で止める仲間がいれば、ジャミーンの情報はXinxiにも本物らしく映ります。野崎が敵を日本へ誘い込むなら、ドラムへ計画を知らせない方が反応を作らずに済みます。
筋は通りますが、その作戦ではドラムの心配が本人に断りなく使われます。第21話では、劉もドラムを麻酔で眠らせ、監視と見張りを外して野崎との一時間を作りました。救出の相談だったとしても、野崎をいちばん近くで支えた相棒には、聞く機会も選ぶ余地もありませんでした。
二つの場面で、ドラムは秘密を守る側なのに秘密の外へ置かれます。野崎と劉が何を企てたかはまだ分かりません。ただ、目覚めた後のドラムが従うべき計画を共有されているとは確認できません。だから手錠へかけた力は、誰かの指示を実行する動きより、自分の役目を取り戻す動きに見えます。
手錠の次に伸ばす手が、ドラムの答えになる
わたしの答えは、ドラムが目覚めてすぐ手錠へ力をかけたのは、二度続けて他人に動きを止められた場面から抜け出し、自分で守る相手を選び直すためだというものです。手錠を引く動作だけなら脱出で説明できますが、第20話で先に動いた理由と予告の音声を重ねると、目的は自分の自由だけでは終わりません。
第22話の予告には、ジャミーンを守らないと訴えるドラムの携帯音声も入ります。ただし、その声が手錠の場面と同時だとは限りません。次に見たいのは脱出の成否だけでなく、自由になった最初の一手を、野崎、劉、日本のジャミーンの誰へ向けるかです。
第20話を見返すなら、野崎が「手掛かりはある」と答えた直後のドラムへ戻りたいです。名前も現在地も聞き終える前に動いた人なら、次も説明を待たずに守る側へ回るかもしれません。手錠の後に伸ばす手が、野崎の助手として動いてきたドラムを、自分で選ぶ守り手へ変えると思います。
この記事の要点
- 第22話の最新映像では、目を開いたドラムが自分の手錠を引きちぎろうとしました。
- 第20話のドラムは、野崎がジャミーンの名前と現在地を言い切る前に止めようとしました。
- 第21話では劉に眠らされて野崎との一時間から外され、本人へ説明と選択が返っていません。
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。