鈴木は別班員ではありませんでした。第17話で乃木は、ジャミーンが写真へ見せた拒否反応を入口に公安内部を調べ、鈴木がXinxiの工作員だと突き止めます。第1シーズンから残っていた見落としや通信の違和感は、別班を守る動きではなく、公安を内側から監視する動きとして読み直す必要があります。
別班員説は所属の向きが逆だった
鈴木に別の所属があるという違和感は残りましたが、答えは別班ではなくXinxiでした。第12話で長野が別班員と分かった時点の外れが、第17話で確定しました。
所属の向きが逆です。乃木や野崎を守る監視役ではなく、公安の中から日本側を監視する人物でした。味方の顔で隣に座っていた人が、相手側の目だったという形になります。
わたしはこの外し方が好きです。候補を並べるとき、人はつい「味方の中の味方」を探してしまいます。鈴木は、その探し方そのものを突いてきました。
ジャミーンの反応だけで決めていない
ジャミーンは山本に続いて鈴木の写真も強く拒みました。乃木はその反応をきっかけに鈴木を調べます。入口は子どもの表情でした。
ただ、反応は入口にすぎません。乃木は通信や監視への関与を確かめてから所属へ届いたので、子どもの好き嫌いだけで有罪にしたわけではありません。ここは手順として大事なところです。
第1シーズンの見落としを読み直す
第1シーズンで鈴木は、乃木の経歴に関わる重要なメールを見落としました。当時は、忙しい部署で起きた普通のミスに見えました。
いまは別の説明が立ちます。見落としたのではなく、見せなかったのかもしれません。怪しさ度を96に置いているのは、こうした過去の小さな場面が全部ひっくり返るからです。
ただし、ひっくり返したうえで断定しないようにしています。あのメールを意図的に止めた証拠は出ていません。所属が分かったことと、過去の一件の動機が分かったことは別です。
15台の設置者は残る
鈴木がXinxi工作員でも、既存設備のネジへ仕込まれた15台を一人で取り付けたとは限りません。設備へ触れる別の経路も考えられます。
次に見たいのは設置記録です。鈴木の加入時期、機器の通信先、工事や保守へ関わった人物が重なるかを確かめます。ここが埋まらないと、公安内部にもう一人いる可能性を消せません。
公安の中に、もう一人いるのか
鈴木が捕まったことで、いちばん危ないのは安心してしまうことです。工作員が一人見つかった組織は、たいてい一人では終わりません。
設置経路が埋まらないあいだ、公安内部の名簿はまだ閉じられません。わたしは鈴木の加入時期を知りたいです。そこが分かれば、どの時期の情報が漏れていたのかを逆算できます。
公安へ潜ったXinxi工作員だと判明しました。監視への関与は確認できましたが、カメラ設置の全工程を一人で担ったとは限りません。
評価語は犯人認定ではありません。劇中で確認できる接点と、疑いを弱める材料を並べた現時点の見立てです。
疑う材料
- 第17話でXinxi所属が判明しました。
- 公安内部の情報と監視映像へ触れられる位置にいました。
- 第1シーズンでは乃木の経歴に関する重要なメールを見落としました。
- 監視網を使って日本側の動きをXinxiへつなげられます。
疑いを弱める材料
- 15台のカメラを鈴木がすべて設置したとは確認されていません。
- Xinxiへ入った時期と命令者は明かされていません。
- 公安内部にほかの協力者がいるかは分かりません。
- 表の所属
- 警視庁公安部
- 本当の所属
- Xinxiの工作員
- 第17話
- ジャミーンの反応を端緒に乃木が所属を確認
- 未確認
- 15台のカメラを設置した人物と加入時期
出典・参考
本編と公式情報を事実確認の軸にしています。報道や個人の考察は、説の広がりを知るための参考として扱い、確認できた事実とは分けて記載しました。